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最近、卵がガンの予防に役立つという話題を耳にするようになりましたが、その話にはどういう根拠があるのでしょうか。

良質のたんぱく質をたっぷりとれば、免疫機能を高め、ひいてはガンの予防にも役立つわけですが、もっと具体的に言えば、フリーラジカル（活性酸素）がガンを作り出すといわれるようになり、その活性酸素の働きを封じ込めるのに、卵のたんぱく質が役 立つといわれているのです。

１９７０年代から急速に生命に関する科学が進歩してきました。

ＤＮＡが遺伝子であり、遺伝現象を司っていることを、アメリカの二人の科学者、ワトソンとクリニックが発見したのは１９５３年でした。二人の科学者は、ＤＮＡが二重らせん構造になっており、その配列が遺伝の暗号になっていると発表し、それ以来、世界中の生命に関する科学の研究者の手で暗号解読が進められています。

１９７２年には、カリフォルニア大学のボイヤー教授により、大腸菌の遺伝子組み換えが成功して、日本では１９８０年代から遺伝子組み換え技術への挑戦が始まっています。

このように、生命に関する科学の研究が成果をあげだしたのは１９７０年代以後といっても差し支えないでしょう。

そしてそれに歩調を合わせるように、レシチンの生体内における役割について解明が進んできました。

フリーラジカル（活性酸素）理論も、１９５６年にアメリカのネブラスカ大学のハーマン教授という人が、人聞は体内で発生するフリーラジカルによって老化を早め、死に至ると、はじめて発表しました。

その動機になったのは、太陽の光線を常に浴びている漁師が短命であることに関心をもち、研究を進めたことでした。太陽の光線を浴びることによりフリーラジカルが体内に大量に発生し、そのために死を早めるという理論を発表したのです。

フリーラジカルつまり活性酸素というのは、たとえばオキシフルという過酸化水素水のようなものです。

過酸化水素水は、水に酸素水が一個余計にくっついているために、酸素が不安定な形になっており、なんとか早く独立しようと機会を狙っています。この酸素が活性酸素なのです。活性酸素は細菌に対して強力な殺菌力をもっており、オキシフルが消毒薬に使用されているのはご承知の通りです。

鉄がサビたり、リンゴの切り口が赤変したり、自然界ではたえず酸化現象が多く見られますが、この現象は人間の体内でも行われていて、それによりエネルギーが作り出されているのです。

酸化というのは、酸素原子に電子を一個渡すこと、還元というのは電子を一個受け取ること、と説明しています。

酸素原子の構造は、中央に原子核があり、その周りに８個のマイナス電気を帯びた電子がまわっていると考えられています。

この電子の出入りにより酸化や還元が行われるのだといいます。

相手を酸化して電子を一個受けとった酸素は、凶暴性の強い活性酸素（フリーラジカル）に変身するのだと説明しています。

＜続く＞

さてアセチルコリンによって認知症やアルツハイマー病が改善されたり、一般の成人や児童に対しても脳の学習能力や記憶力などの強化改善に役立つ可能性があると発表されています。

このアセチルコリンが豊富に含まれるレシチン＝卵黄コリンの健康効果にご興味がある方は、レシチン＝卵黄コリンサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

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