トップページ > レシチン、卵黄コリンの基本「脳の機能を修正する栄養素、レシチン」

卵のレシチンには血液中の善玉コレステロールを増やす作用があります。善玉コレステロール値の高い人を、ヨーロッパやアメリカでは長寿症候群、つまり「長生きする人たち」とよんでいます。
このレシチンが脳をサポートし、「記憶の老化」を防ぐ働きがあることもわかってきています。認知症やアルツハイマー病が社会問題となっている今、関心が高まっています。
毎日卵黄レシチンを召し上がることにより、健康の維持に役立てていただければと思います。

レシチン、卵黄コリンの基本「脳の機能を修正する栄養素、レシチン」

  • レシチン、卵黄コリンの基本

    • 「脳の機能を修正する栄養素、レシチン」

レシチンと神経細胞の関係を最初に発表したのは、アメリカのマサチューセッツ工科大学のR・J・ワートマン博士で、一九七五年のことでした。

そしてワートマン博士は、それから七年後の一九八二年四月に、アメリカの科学雑誌サイエンティフィック・アメリカンに「脳の機能を修正する栄養素」という論文を発表しました。

それによりますと、

1.老齢に伴う記憶障害、つまり老人ボケの治療には、レシチンを毎日の食事に補うことが必要。

2.レシチンの供給は、老人ばかりでなく、一般の成人や児童の脳によい働きをもたらし、脳の学習能力、記憶力などの強化改善に役立つ。

と発表しました。

再々申し上げることですが、一個の卵(60グラム)の中には、一.三三グラムのレシチン(フォスファチジルコリン)、そしてその中にコリンが0.一八グラム含まれています。

卵を毎日二個食べることは、毎日二.六六グラムのレシチンおよび0.三六グラムのコリンを供給することになります。

あとで述べますが、アルツハイマー型認知症の治療のために、毎日、卵黄レシチンを一0グラム供給したというデータがありますので、正常な人が毎日卵を二個食べる、そのなかにレシチンが二・六六グラム含まれているということは、脳の働きにかなり貢献していると考えてよいと思います。

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