トップページ > レシチン、卵黄コリンの基本「認知症(痴呆症)ネズミへの実験で分かったこと」

卵のレシチンには血液中の善玉コレステロールを増やす作用があります。善玉コレステロール値の高い人を、ヨーロッパやアメリカでは長寿症候群、つまり「長生きする人たち」とよんでいます。
このレシチンが脳をサポートし、「記憶の老化」を防ぐ働きがあることもわかってきています。認知症やアルツハイマー病が社会問題となっている今、関心が高まっています。
毎日卵黄レシチンを召し上がることにより、健康の維持に役立てていただければと思います。

レシチン、卵黄コリンの基本「認知症(痴呆症)ネズミへの実験で分かったこと」

  • レシチン、卵黄コリンの基本

    • 「認知症(痴呆症)ネズミへの実験で分かったこと」

日本で認知症(痴呆症)ネズミに対して卵黄レシチンを投与してどのような効果が得られるか、テストが続けられ、その結果が日本認知症学会と日本栄養・食糧学会や学術論文で発表されました。

まず認知症(痴呆症)ネズミを作らなければならないわけですが、その方法として、

1.イボテン酸を脳内へ直接注入し、脳内の神経伝達物質であるアセチルコリン系の細胞を破壊して認知症状態を作ります。

2.鈍いネズミ(低学習)同士を約20代にわたり掛け合わせます。

3.通常より早く老化してヨボヨボになるネズミ同士を約15代にわたり掛け合わせます。

4.正常に老化したネズミ。

この四種類のネズミについて実験を実施したのです。

さらにその効果を判定する方法が問題になるわけですが、その方法として、水迷路実験が使用されています。

水を入れたタライに一か所避難場所を設けておき、避難場所がわからないように発泡スチロールを浮かして隠しておきます。

これにネズミを入れますと、正常ネズミは一定の訓練回数で避難場所がどこにあるかを覚えます。(正常ネズミは毎日2〜4回練習させ2日間で習得しています。)

ところが認知症(痴呆症)および老化ネズミはなかなか覚えることができません。

つまり正常ネズミより日数が多くかかるわけです。

こういったネズミに対して卵黄レシチンを投与したのです。

認知症(痴呆症)ネズミに卵黄レシチンを与えても、脳内のアセチルコリン濃度はほとんど上昇しませんでした。

それで種々のビタミン、ミネラルを卵黄レシチンに併用したところ、ビタミンB12を組み合わせたとき、脳内のアセチルコリン濃度が増加することがわかりました。(卵一個にはビタミンB12が0.14μg含まれています)

ビタミンB12については、老年者の脳には不足状態であること、アルツハイマー型認知症(痴呆症)患者の脳内にはそれよりもさらに大きく不足していること、またビタミンB12欠乏による認知症(痴呆症)があること、ビタミンB12が脳内でのアセチルコリン合成を活発にすることなどが、過去の文献に報告されています。

認知症(痴呆症)ネズミに対して、2〜3週間、卵黄レシチンとビタミンB12の両方を高濃度に含んだエサを与えると、正常の若いネズミほどではないものの、避難場所に辿り着くまでの時聞をたしかに短縮することができました。

卵黄レシチンあるいはビタミンB12を単独投与したのは、いずれも効果がなく、両者を併用することが必要であることをこの実験結果は教えてくれたのです。

<続く>

アセチルコリンによって認知症やアルツハイマー病が改善されたり、一般の成人や児童に対しても脳の学習能力や記憶力などの強化改善に役立つ可能性があると発表されています。

このアセチルコリンが豊富に含まれるレシチン=卵黄コリンの健康効果にご興味がある方は、レシチン=卵黄コリンサプリメントを試してみてはいかがでしょうか。

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